住宅ローンとは？仕組みや利用までの流れを分かりやすく解説します

この記事を読まれている多くの方は、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。そこで本記事では住宅ローンの仕組みから利用するまでの流れについて解説いたします。

ぜひ、最後までお目通しください。

住宅ローンとは

住宅ローンは、家やマンションなどの不動産を購入する際に、金融機関などから借入を行うローン商品です。

通常、住宅ローンは数十年にわたって返済され、借入金に対して0.5%~3%ほどの利息を加えた上で元本と共に毎月返済を行います。これまでは35年が最長の返済期間でしたが、昨今では50年ローン等もあり、返済期間については柔軟に設計することが可能です。

こうした住宅ローンを利用することで、一括購入が難しい不動産を、分割して支払うことが可能になりますが、誰しもが必ず利用できる訳ではなく、借入人の信用情報や収入、購入する不動産の価値に基づいて、借入可能金額が金融機関等によって決められます。

ポイント：基本的には年収の5倍~6倍が借入金額の目安と言われています。

住宅ローンは必ずしも住居用の物件を新規で購入する際のみに用途を限ったローンでは無く、さまざまな種類があります。

各会社によって名称は異なりますが、住宅ローンに類するサービスは下記のようなものも挙げられます。

借り換えローン	現在利用中の住宅ローンから、より有利な条件の住宅ローンに借り換えるためのローン
住み替えローン	現在の住居から新たな住居へ買い替える際に利用するローン
建て替えローン	現在の住居を解体し、新たに立て替えを行う際に利用するローン
リフォームローン	現在の住居を改築・修繕する際に利用するローン
諸費用ローン	不動産仲介手数料や保証料、各種保険料など住宅購入に関連した諸費用の支払い時に利用するローン

住宅ローンは利用使途が限定されているため、ご自身が充てられる予定の費用に対して規定の利用使途と合致するか確認した上で申込を行いましょう。

住宅ローンは銀行が提供するサービスが主流であるものの、銀行以外の機関も住宅ローンを提供しています。

住宅金融支援機構が提供するフラット35や信販会社であるセゾングループが提供するセゾンファンデックスの住宅ローン等が代表的なノンバンク住宅ローンです。

銀行以外、いわゆるノンバンクの住宅ローンを利用するメリットは主に以下の2点が挙げられます。

総じて、銀行と比べた際に審査に融通が利くという点が大きな利点でしょう。一方で銀行の住宅ローンと比べた際に金利が高めに設定されていることが多い点がデメリットとして挙げられます。

そのため、基本的には銀行の住宅ローンを申し込み、審査に落ちてしまった場合にノンバンク系を利用すると考えておくと良いでしょう。

住宅ローンの利用に際しては融資実行までに1カ月弱はかかると考えておきましょう。基本的には仮審査で1日~3日、本審査で10日~14日、その後の諸手続きに2週間ほどを要します。

利用するまでの流れとしては、下記の流れが一般的です。

住宅ローンは他ローンと比較した際に事前審査を行うのが特徴。事前審査を行い、問題無かった場合に売買契約を結ぶと言った流れですが、仮審査に通ったとしても、その後の本審査で落とされてしまう場合もあります。

「売買契約後に審査落ちしてしまったら危険じゃないか？」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、売買契約の中にはローン特約が設けられています。

ローン特約とは”ローンが不成立になった場合、売買契約を取り消しにする”と言った内容。これによって本審査で審査落ちとなってしまった場合でも、契約を無償解除することができます。

ポイント：ローン特約の内容は各社によって異なるため、事前に内容を確認しておきましょう。

本記事で重要なポイントは下記の通りです。

きちんとした知識を身に着け、ご自身のライフスタイルにあった住宅ローンを選びましょう。